教養試験 おすすめの書籍

Home

この記事では国家公務員総合職試験合格を見据えた参考書選びについて解説していきたいと思います。試験合格のためには効率的な勉強が必要です。それだけに参考書選びは重要になってきます。最終的には各個人がそれぞれの好みに合わせて選ぶことになりますが、その参考になれば幸いです。

教養試験の概要についてはこちらから!→「教養試験の概要

過去問

試験を受けるにあたってまず最初にしなければならないことは過去問分析です。まずは過去問を解いてみて自分なりに出題傾向や難易度をつかんでいきましょう。

それを踏まえたうえでこの「国家総合職 過去問500」は国家総合職受験者は必携です。「過去問500」は全教科15年分ほどの問題が掲載されており、解説も丁寧です。

またこの「過去問500」は問題演習にも適しています。特に文章理解や数的処理に関して、他の参考書では国家総合職レベルの問題掲載が少ない傾向にあります。そこで、他の参考書である程度基礎を押さえた後はこの「過去問500」で演習していくといいと思います。

文章理解

「無敵の文章理解メソッド」では公務員試験における文章理解問題への向き合い方がわかります。文章理解問題は、ただ何となく問題を進めていては正解にたどり着けません。そこで、文章理解問題に対してどのように考え、どのようなポイントに注意すればいいのかを知っておく必要があります。文章理解の勉強を始める前に一度読んでみると非常に参考になると思います。

公務員試験の参考書といえばスーパー過去問ゼミですね。スーパー過去問ゼミの文章理解は試料解釈と一緒になっています。得点源になる文章理解と試料解釈が一緒になっているのはお得です。ただ、国家総合職の文章理解対策としては不十分です。というのも国家総合職の文章理解の問題のほとんどは内容把握問題であり、その掲載数が多くないためです。そこで上でも紹介しましたが「過去問500」です。過去問500で本物の文章理解の問題を解いて対策していくことをお勧めします。

数的処理・試料解釈

数的処理では実務教育出版の「スーパー過去問ゼミ」、もしくはLECの「過去問 解きまくり!」をお勧めしています。理由としては問題量が豊富であることと、解答解説が丁寧であることです。数的処理では問題を「解く力」が非常に重要です。そのためには多くの問題に触れ、慣れていくことが必要です。

数的処理は数的推理と判断推理の二つの分野に分かれています。数的推理では確率や方程式、場合の数などの計算問題が中心の分野です。この分野は対策をすることで比較的得点源にしやすいです。

判断推理問題は様々な状況や条件から推理していく形の問題です。人によっては特異不得意が分かれる分野なので、早いうちから対策するか、とくいな問題だけを解くようにするなどの対策が必要かもしれません。

時事

時事対策としては「速攻の時事」一択です。理由としては必要十分な情報量が載っていること、他に適当な書籍がないことが挙げられます。毎年、年明けの1月下旬から2月上旬に最新版が出版されます。また、「速攻の時事 トレーニング編」も出版され問題演習や予想問題ができるので、その年のトレンドを把握するという意味でも持っているとよいでしょう。

自然科学

国家総合職受験にあたって、自然科学のお勧めの本はありません。なぜなら理系の人にとっては市販の対策本は簡単すぎるし、文系の人にとっては国家総合職の自然科学は難しすぎるのでわざわざ自然科学のために書籍を買うのは得策ではないからです。(地方公務員試験などは話は別です。)

理系の人はおそらく専門分野のかぶっている科目があると思うのでそこを過去問中心に見直しておくこと、文系の人は大学受験で勉強した科目で頻出分野を確認しておき、解けたらラッキーというスタンスでいいかと思います。

あえて挙げるとするならばLECの「過去問解きまくり!」シリーズです。IとIIに分かれているため比較的1教科当たりの問題量が確保されていること思います。

人文科学

人文科学は日本史・世界史と地理・思想で分かれているLECの「過去問解きまくり!」シリーズが良いと思います。文系は比較的歴史科目が得意な人が多く、理系の多くは大学受験で地理を勉強しており、また思想は暗記量が少なくて済むので、ちょうど住み分けができていると思います。

もちろん人によると思いますが、試験までにどちらか一方の問題集をマスターしておくとアドバンテージになると思います。

社会科学

社会科学対策もLECの「過去問解きまくり!(旧Quick Master)」がお勧めです。過去問の出題分析が細かくされ、また問題量、解説ともに申し分ありません。社会科学は覚えなければいけない範囲が広いので勉強が大変ですが重要ポイントを絞って勉強する助けになると思います。

その他

上記の参考書だけでなく、必要に応じて「公務員試験 受験ジャーナル」も活用するとよいと思います。特に独学で勉強を進めている方などは公務員試験関係の情報を入手するにはちょうど良いです。試験の直前期には独自の出題予想問題の特集が組まれるなど試験勉強を効率的に進めることができます。ぜひ書店などで一度手に取り検討することをおすすめします。

まとめ

今回はそれぞれの科目ごとにお勧めの書籍を紹介しましたが、これを参考にしご自身の戦略、力量、資源配分を考えたうえで揃えてもらえばよいと思います。

公務員試験は良い点数を取る試験ではないとよく言われますが、それは国家総合職でも同じです。得点できる問題を確実に得点し、合格最低ラインを突破できるよう各自が戦略を立てて勉強していきましょう!

もし気になることや、質問があればお問い合わせのページからメールを飛ばしていただければ回答させていただきますので、お気軽にご連絡くださいい。

コメント

タイトルとURLをコピーしました