論文試験とは

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国家総合職試験において論文試験は大卒程度試験の二次試験で課されます。院卒者試験では論文試験の代わりに政策課題討議(グループディスカッション)が行われます。

論文試験の配点比率は(2/15)と教養試験と同等であり(「国家総合職試験 概要」の記事を参照)、また、単に知識の暗記では対応できないため早いうちからの対策が必要です。

論文試験とは何か

論文試験は、「択一試験ではわからない公務員、人間としての資質を判断する試験」と位置付けることができるかと思います。

時事問題や社会問題について単に知っているかではなく、その問題の本質を捉え今後の望ましい社会の方向性を考察し、そこに公務員としてどう貢献していくべきかを考えられることが重要です。

論文試験の最大のテーマは自分自身で考え、自身の主張を明確に、論理的に文章化することです。一般的な筆記試験対策と違い、簡単に答えをにちびくことのできる作業ではないため、時間はかかるが常に自分の頭で考えるという意識を持ち続けていくべきです。

論文試験のための学習

時事問題・社会問題の背景を捉え、より良い方向性を考察する姿勢が重要である。

知識を他人事としてではなく社会に存在する根本的な問題と位置付け、その問題の根本的な解決にむけて行政としてできる政策のイメージをし、そこから自らの主張をまとめていくことが必要になります。これが論文試験における基本姿勢になります。

たとえば「生活保護」に関する課題が出題された場合、生活保護についてどれだけ知っているかではなく、現状をふまえ生活保護制度の導入や貝瀬によって社会がどう変わり、どのような社会をつくっていくべきか、という主張内容が合否の判断基準となります。

まとめ

・論文試験は現代社会の問題把握をし、今後国家及び国民としてどのような社会の構築を進めていくことが必要かを考察する能力が求められている。

・最も効果的な勉強法は、様々な知識を自らの視点で捉え考察し、理想的な社会像の在り方、実現について検討し、限られた時間・文字数で文章化するトレーニングをすることである。

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