☆国家総合職 2次試験☆ 細胞生物学の過去問分析

Home

この記事では国家公務員(化学・生物・薬学)の2次試験(記述)細胞生物学の出題分析をします。この記事を読んでどこを重点的に学習すればよいか確認し対策に活かしていきましょう。

出題分析

上の画像が平成21年度試験から平成31年度試験までのそれぞれの試験の出題内容です。なお令和1年度試験は新型コロナウイルスの影響で記述試験は課されませんでした。頻出分野としては細胞内での物質輸送、細胞分裂・細胞周期、細胞骨格・細胞間結合の3テーマです。

細胞内の物質輸送ではとくに小胞体やゴルジ体を介したタンパク質の輸送機構や、タンパク質のシグナル配列などに関する出題が目立ちます。

細胞分裂・細胞周期では細胞の分裂機構や細胞周期の調節メカニズムがおもに問われてきます。また、細胞周期に関する実験問題の出題対策も必須でしょう。

細胞骨格・細胞間結合ではアクチンフィラメントや微小管、インテグリンなどの性質、細胞内での役割に関する出題が多くなっています。

そのほかの出題分野では、細胞の構造や細胞内小器官、シグナル伝達系、細胞内の解析手法に関した出題が複数回見られます。

対策

まずは細胞生物学の基本となる細胞の構造や、細胞小器官について押さえていきましょう。この内容は生化学や分子生物学の知識とかぶってくるのでコスパがいいです。その次に頻出分野である細胞周期や細胞骨格、物質輸送について深く学習していきましょう。教材はEssential細胞生物学で十分でしょう。

一通り暗記が終われば次は過去問を解くなり、市販の演習書をこなしていき知識を定着させていきましょう。とくに細胞生物学は実験問題や考察問題が出題されることが多いので知識の詰込みだけではなく、知識を応用した考察問題にも慣れておく必要があります。

細胞生物学のおすすめの書籍・演習書はこちらから

コメント

タイトルとURLをコピーしました